学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0057

理由で解く 臨床医学各論

Q0057 感染症

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題84
問題
子宮頚癌の原因と考えられているのはどれか。
選択肢
1 ヒト乳頭腫ウイルス
2 単純ヘルペスウイルス
3 帯状ヘルペスウイルス
4 風疹ウイルス
解答
正解1(ヒト乳頭腫ウイルス)
解説
✓ 1. 正しい
ヒト乳頭腫ウイルス
子宮頚癌の原因としてヒト乳頭腫ウイルス(HPV: ヒトパピローマウイルス)の持続感染が確立されている。HPVは性行為で感染し、子宮頸部の上皮細胞に持続感染することで細胞の異形成から子宮頚癌へと進展する。特にHPV 16型と18型が高リスク型として知られ、子宮頚癌の約70%を占める。HPVワクチンによる予防が可能である。
✗ 2. 誤り
単純ヘルペスウイルス
単純ヘルペスウイルス(HSV)は口唇ヘルペス(HSV-1)や性器ヘルペス(HSV-2)の原因であるが、子宮頚癌の原因ではない。性器ヘルペスとの関連はない。
✗ 3. 誤り
帯状ヘルペスウイルス
帯状ヘルペスウイルス(VZV)は水痘と帯状疱疹の原因であり、子宮頚癌とは関連しない。水痘・帯状疱疹の原因ウイルスに分類されている。
✗ 4. 誤り
風疹ウイルス
風疹ウイルスは風疹の原因であり、妊娠中の感染で先天性風疹症候群を起こすことが問題であるが、子宮頚癌とは関連しない。
ポイント
  • ウイルス感染と癌の関連は重要テーマである。HPV=子宮頚癌、HBV/HCV=肝細胞癌、EBV=バーキットリンパ腫・上咽頭癌、HTLV-1=成人T細胞白血病を覚えること。
  • HPVワクチンは子宮頚癌の予防に有効であり、定期接種として推奨されている。
  • 重要用語: HPV(ヒトパピローマウイルス), 16型・18型, HPVワクチン, 子宮頚癌 を正確に理解しておくこと。
比較表
ウイルス 関連する癌
HPV(ヒトパピローマウイルス) 子宮頚癌
HBV・HCV 肝細胞癌
EBV バーキットリンパ腫、上咽頭癌
HTLV-1 成人T細胞白血病
解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題84|子宮頚癌の原因と考えられているのはどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題84|子宮頚癌の原因と考えられているのはどれか。
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