学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0056

理由で解く 臨床医学各論

Q0056 感染症

出典:あマ指 第13回(2005) 問題92
問題
インフルエンザについて誤っているのはどれか。
選択肢
1 冬に流行しやすい。
2 呼吸器感染症である。
3 予防にワクチンが用いられる。
4 高齢者は脳炎を起こしやすい。
解答
正解4(高齢者は脳炎を起こしやすい。)
解説
✗ 1.
冬に流行しやすい。
✗ 正しい。インフルエンザは低温・乾燥する冬季に大流行を起こしやすい。インフルエンザウイルスは乾燥した環境で生存しやすく、また冬季は人々が密閉空間に集まりやすいため感染が広がる。
✗ 2.
呼吸器感染症である。
✗ 正しい。インフルエンザはインフルエンザウイルスA・B・Cによる急性呼吸器感染症である。飛沫感染で伝播し、上・下気道の上皮細胞で増殖して気道に炎症を起こす。
✗ 3.
予防にワクチンが用いられる。
✗ 正しい。インフルエンザの予防には不活化ワクチンの接種が推奨される。毎年流行株に合わせたワクチンが製造される。
✓ 4. 誤り
高齢者は脳炎を起こしやすい。
インフルエンザ脳症を起こしやすいのは高齢者ではなく小児(特に乳幼児)である。高齢者では脳炎ではなく、細菌二次感染による肺炎を併発して重篤になることが問題である。
ポイント
  • インフルエンザの合併症は年齢層によって異なる。乳幼児では「脳炎・脳症」、高齢者では「肺炎」が重篤な合併症として問題になる。
  • インフルエンザは飛沫感染(空気感染ではない)で伝播し、冬季に流行し、ワクチンで予防可能である。
  • 重要用語: インフルエンザ脳症(乳幼児), 肺炎(高齢者), 飛沫感染, ワクチン を正確に理解しておくこと。
比較表
年齢層 主な合併症 特徴
乳幼児 脳炎・脳症 予後不良のことがある
高齢者 細菌二次感染による肺炎 重篤化しやすい
慢性疾患患者 肺炎・基礎疾患の増悪 ハイリスク群
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題92|インフルエンザについて誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題92|インフルエンザについて誤っているのはどれか。
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