学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0055

理由で解く 臨床医学各論

Q0055 感染症

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題70
問題
流行性角結膜炎について誤っているのはどれか。
選択肢
1 細菌感染
2 潜伏期は約1 週間
3 耳前リンパ節腫脹
4 点状表層角膜炎
解答
正解1(細菌感染)
解説
✓ 1. 誤り
細菌感染
流行性角結膜炎(はやり目)は細菌感染ではなく、アデノウイルス(主に8型・19型・37型)によるウイルス感染症である。接触感染で伝播し、感染力が非常に強いため集団発生しやすい。特効薬はなく、対症療法と二次的な細菌感染予防のための抗菌薬点眼が行われる。
✗ 2.
潜伏期は約1 週間
✗ 正しい。流行性角結膜炎の潜伏期は約1週間(5〜14日)であり、この記述は正しい。潜伏期間中にも感染力があるため、感染拡大の予防が重要である。
✗ 3.
耳前リンパ節腫脹
✗ 正しい。耳前リンパ節腫脹はアデノウイルスによる結膜炎に特徴的な所見であり、流行性角結膜炎の診断の手がかりとなる重要な所見である。
✗ 4.
点状表層角膜炎
✗ 正しい。回復期に角膜上皮下に点状の混濁(点状表層角膜炎)が出現することがあり、視力に影響を与えることがあるため注意が必要である。ステロイド点眼が使用されることがある。
ポイント
  • 流行性角結膜炎は「アデノウイルス感染」であり「細菌感染」ではない。アデノウイルスは結膜炎のほか、咽頭結膜熱(プール熱)や急性呼吸器感染症の原因にもなる。
  • アデノウイルス関連疾患を整理しておくこと。流行性角結膜炎(はやり目)、咽頭結膜熱(プール熱)、急性呼吸器感染症がある。
  • 重要用語: アデノウイルス, 流行性角結膜炎, 耳前リンパ節腫脹, 点状表層角膜炎 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題70|流行性角結膜炎について誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題70|流行性角結膜炎について誤っているのはどれか。
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