学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ G. 耳鼻科疾患 / Q1446

理由で解く 臨床医学各論

Q1446 その他の領域

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題85
問題
メニエール病について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 伝音性難聴をきたす
2 発作は反復消長する
3 めまい発作をきたす
4 自発眼振が出現する
解答
正解1(伝音性難聴をきたす)
解説
✓ 1. 誤り
伝音性難聴をきたす
メニエール病でみられるのは感音難聴であり、伝音難聴ではない。内リンパ水腫により内耳の蝸牛が障害されることで感音難聴が生じる。聴力検査では中・低音域で感音難聴を示し、発作の反復により次第に難聴が進行する。伝音難聴は中耳や外耳の障害(中耳炎、耳硬化症など)でみられるものである。
✗ 2.
発作は反復消長する
✗ 正しい。メニエール病の発作は反復消長(繰り返し出現する)のが特徴であり、正しい記述である。1回の発作は比較的短く1週間以内であるが、発作を反復し、次第に難聴が進行する。
✗ 3.
めまい発作をきたす
✗ 正しい。回転性めまい発作はメニエール病の三主徴の一つであり、最も特徴的な症状である。吐き気、嘔吐、冷や汗を伴うこともある。
✗ 4.
自発眼振が出現する
✗ 正しい。めまい発作時には水平回旋混合性の自発眼振が出現し、眼振検査で確認できる。温度眼振検査では患側耳の刺激で軽度ないし中等度の反応低下がみられる。
ポイント
  • メニエール病の難聴は「感音難聴」であり「伝音難聴」ではない。病態が内リンパ水腫(内耳の障害)であるため感音難聴となる。
  • 感音難聴は内耳から聴神経の障害で生じ、伝音難聴は外耳から中耳の障害で生じる。両者の区別は臨床的に重要。
  • メニエール病の発作時には水平回旋混合性の自発眼振が出現し、温度眼振検査では患側耳の反応低下がみられる。
  • 重要用語: 感音難聴, 伝音難聴, メニエール病, 内リンパ水腫, 自発眼振 を正確に理解しておくこと。
比較表
難聴の種類 障害部位 代表疾患
感音難聴 内耳〜聴神経 メニエール病、突発性難聴、老人性難聴
伝音難聴 外耳〜中耳 中耳炎、耳硬化症、鼓膜穿孔
解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題85|メニエール病について誤っている記述はどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題85|メニエール病について誤っている記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手