学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0054

理由で解く 臨床医学各論

Q0054 感染症

出典:あマ指 第10回(2002) 問題80
問題
顔面痛の原因となるのはとれか。
選択肢
1 水痘ウイルス
2 麻疹ウイルス
3 風疹ウイルス
4 エコーウイルス
解答
正解1(水痘ウイルス)
解説
✓ 1. 正しい
水痘ウイルス
水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV)は三叉神経節に潜伏感染し、免疫力低下時に再活性化すると帯状疱疹として三叉神経領域に発疹と激しい神経痛(顔面痛)を引き起こす。帯状疱疹後神経痛として長期間持続することもある。
✗ 2. 誤り
麻疹ウイルス
麻疹ウイルスは麻疹(はしか)の原因であり、発熱・カタル症状・コプリック斑・全身の発疹が主症状である。顔面痛の原因とはならない。
✗ 3. 誤り
風疹ウイルス
風疹ウイルスは風疹の原因であり、発疹・発熱・リンパ節腫脹が主症状である。顔面痛の原因とはならない。妊婦の感染による先天性風疹症候群が重要である。
✗ 4. 誤り
エコーウイルス
エコーウイルスはエンテロウイルス属に属し、無菌性髄膜炎や発疹性疾患を引き起こすが、三叉神経に潜伏感染して顔面痛を起こすことはない。
ポイント
  • 帯状疱疹による顔面痛は三叉神経節に潜伏したVZVの再活性化が原因である。VZVは三叉神経節と脊髄後根神経節の両方に潜伏しうる。
  • 三叉神経第1枝(眼神経)領域の帯状疱疹では角膜炎を合併することがあり(ハッチンソン徴候)、注意が必要である。
  • 重要用語: VZV, 三叉神経節, 帯状疱疹後神経痛, 再活性化 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題80|顔面痛の原因となるのはとれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題80|顔面痛の原因となるのはとれか。
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