学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP58P005
理由で解く 理学療法士

健側(右)立脚中期に義足側の遊脚のためにつま先立ち等で持ち上げる伸び上がり(vaulting)は、義足が長すぎることが代表的原因。
右(健側)立脚中期は、左義足が遊脚して床を通過する時期である。この際に健側でつま先立ちになり身体を持ち上げる伸び上がり歩行(vaulting)がみられた場合、遊脚する義足が床に引っかからないよう空間を稼ごうとする代償であり、その最も代表的な原因は義足が長すぎることである。義足長が過剰だと遊脚相のクリアランスが不足し、健側で伸び上がる・分回しする・体幹を側屈するなどの代償が生じる。後方バンパーや初期内転角、外転筋力、股関節伸展制限は、いずれも義足側立脚期の異常(体幹側屈・膝折れ・過度の腰椎前彎など)の原因であり、健側立脚中期のクリアランス障害の主因ではない。
| 現象 | 生じる時期 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 伸び上がり(vaulting) | 健側立脚中期 | 義足が長すぎる/クリアランス不足 |
| 体幹側屈 | 義足側立脚期 | 外転筋力不足・義足短すぎ・内転角 |
| 過度の腰椎前彎 | 義足側立脚後期 | 股関節伸展制限・ソケット不適合 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。