学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP58P007
理由で解く 理学療法士

フレアヒールは踵を左右方向に張り出して支持基底面を広げ、内外側の安定性を高める補正。外側フレア=外側へ広げて内反(回外)や左右動揺を制動、内側フレア=内側へ広げて外反(回内)を制動、と方向で使い分ける。ヒール延長系は「延長方向=支持側」で覚える:Thomasヒール(内側延長)=扁平足・外反、逆Thomasヒール(外側延長)=内反尖足・回外足。ウェッジは高い側と反対へ荷重を移す(内側ウェッジ=外反矯正)。
図は開眼・閉眼の重心動揺図。開眼では原点付近にコンパクトだが、閉眼で軌跡が明らかに拡大し、特に左右(内外側)方向へ大きく広がる(左約-6、右約+4cm)。前後より左右への振れ幅が大きい、閉眼で悪化する(視覚代償依存=ロンベルグ的)左右バランス障害のパターンである。左右方向のふらつきに対しては、踵の接地面(支持基底面)を外側へ張り出して広げ、安定した踵接地を得られる外側フレアヒールが適切で、公式正答[3]と一致する。他の補正はいずれも特定の足部変形の矯正や衝撃吸収が主目的で、左右方向の安定化を狙うものではない。すなわちSACHヒール(1)は踵接地の衝撃吸収、Thomasヒール(2)は内側延長で扁平足・外反、逆Thomasヒール(4)は外側延長で内反尖足(回外足)、内側ウェッジ(5)は外反足・外反膝の矯正に用いる。
| 補正 | 主目的 |
|---|---|
| 外側フレアヒール | 支持基底面を外側へ拡大し内外側安定性向上 |
| SACHヒール | 踵接地の衝撃吸収(前後) |
| Thomas/逆Thomasヒール | 踵前方延長で距骨下関節を制動 |
| 内側ウェッジ | 回内・外反の角度矯正 |
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