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理由で解く 理学療法士
重症筋無力症は易疲労性が特徴。過用性筋力低下を避けるため運動は低負荷から慎重に漸増する。神経筋接合部の後シナプス膜(AChレセプター抗体)が障害される。
重症筋無力症は神経筋接合部の後シナプス膜にあるアセチルコリン受容体に対する自己抗体により、反復刺激で伝達効率が低下する疾患である。臨床的特徴は易疲労性と日内変動で、活動を続けるほど筋力が低下し、症状は朝は軽く夕方に悪化する。したがって理学療法では過用性筋力低下(オーバーワーク)を避け、運動は低負荷から慎重に漸増するのが原則で選択肢1が正しい。反復神経刺激では活動電位の振幅が漸減するwaning(漸減)現象を示す(waxing=漸増現象はLambert-Eaton筋無力症候群)。アセチルコリンの放出(前シナプス側)障害もLambert-Eatonの機序であり本症とは異なる。筋無力症クリーゼでの呼吸障害は呼吸筋麻痺による拘束性換気障害である。
| 項目 | 重症筋無力症 | Lambert-Eaton |
|---|---|---|
| 障害部位 | 後シナプス(ACh受容体抗体) | 前シナプス(ACh放出低下) |
| 反復刺激所見 | waning(漸減) | waxing(漸増・運動後増強) |
| 症状変動 | 夕方に悪化 | 運動後に一時的に改善 |
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