学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP56P014
理由で解く 理学療法士

後方進入法の人工股関節術後は「屈曲+内転+内旋」を避け、靴下着脱など前屈動作は股関節外旋位で行う。
X線骨盤正面像では、左股関節(「左」表示側)に人工股関節が挿入され、金属の大腿骨頭ボールと髄内ステムが確認できる。右股関節は正常な自家骨。設問の「後方侵入法(後方進入法)」で人工股関節を行った場合、術後の脱臼危険肢位は「屈曲+内転+内旋」の組み合わせである。靴下の着脱は股関節を深く屈曲させる動作を伴うため、この際に内旋が加わると脱臼リスクが高まる。したがって股関節を外旋位に保って行えば内旋を避けられ安全であり、選択肢2が正しい。他の選択肢は、内転位保持(1)は脱臼肢位で誤り、四頭筋セッティング(3)や中殿筋筋力トレーニング(4)は術後早期から開始可能で開始時期が遅すぎ、3か月免荷(5)は人工股関節では早期荷重が原則のため不要である。
| 侵入法 | 脱臼を生じやすい肢位 |
|---|---|
| 後方侵入法 | 屈曲・内転・内旋 |
| 前方/前側方侵入法 | 伸展・内転・外旋 |
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