学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第10章 ▸ 実地 / QP56P001
理由で解く 理学療法士

回旋を伴わず正中位で対称的にしゃがみ込んで立ち上がる「対称的スクワットパターン」は成熟パターンであり、約5歳(60か月)で確立される。
図は、小児が背臥位から立位へ立ち上がる過程を6コマで連続的に示している。注目すべきは、全過程を通じて体を横へ回旋させず、腹臥位・四つ這い(高這い)を経由せずに、正中位で左右対称に頭部・体幹を屈曲して起き上がり、両膝を対称的に曲げたしゃがみ込み(対称的スクワット)を経て直立する点である。背臥位からの立ち上がりの発達様式は、幼い時期には体幹を回旋させ腹臥位→四つ這い→高這いを経て立ち上がる「回旋パターン」が主体で、成長とともに回旋が減り、正中位で対称的にしゃがみ込んで立ち上がる「対称パターン」へと移行する。図に描かれた完全に対称的なスクワットによる立ち上がりは、この成熟した(成人に近い)パターンであり、およそ4〜5歳ころに優勢となる。したがってこのプロセスを辿る月齢は60か月(5歳)が最も適切である。
| 時期の目安 | 立ち上がりの特徴 |
|---|---|
| 独歩獲得〜幼児期 | 一側へ回旋→腹臥位→四つ這い・高這いを経て起立(非対称) |
| 移行期(3歳前後) | 回旋が減少し部分的に対称化 |
| 5歳(60か月)以降 | 体幹を正中で対称的に前屈し左右対称に起立(成人型) |
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