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理由で解く 理学療法士

QP55P008 理学療法評価学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午後 問8
問題
検査用紙を図に示す。1から25までの数字を1から順にできるだけ速く線を引いてつなぐのに要する時間を測定する検査はどれか。
図
選択肢
1 BADS
2 BIT
3 CAT
4 Stroop test
5 TMT-A
解答
正解5(TMT-A)
解説

1〜25の数字のみを順に速くつなぎ所要時間を測る図はTMT-Aの検査用紙である。

図は白い枠内に丸囲みの数字1〜25がランダムに配置された検査用紙で、アルファベットは一切含まれない。これは数字のみを1から順にできるだけ速く線で結び、その所要時間を測定するTrail Making Test Part A(TMT-A)の用紙である。設問文「1から25までの数字を1から順に線でつなぐのに要する時間を測定する検査」はTMT-Aの定義そのものであり、図の内容と一致する。なお数字と仮名(アルファベット)を交互につなぐ場合はTMT-Bとなるが、本図は数字のみのためTMT-Aである。よって正答は5のTMT-A。

✗ 1. 誤り
BADS
遂行機能障害症候群の行動評価で、遂行機能を多面的に測る検査。数字を順につなぐ課題ではない
✗ 2. 誤り
BIT
行動性無視検査。線分抹消や二等分で半側空間無視を評価する検査であり、図の課題とは異なる
✗ 3. 誤り
CAT
標準注意検査法という注意機能検査のバッテリーで、図に示された単独の1〜25連結課題そのものを指す名称ではない
✗ 4. 誤り
Stroop test
色名と文字色の干渉で選択的注意・抑制を測る検査で、数字連結課題ではない
✓ 5. 正しい
TMT-A
ランダム配置の1〜25を1から順に速く線でつなぎ所要時間を測る検査。図の用紙はまさにこれである
ポイント
  • TMT-A=数字を順につなぐ(注意・処理速度・視覚探索)
  • TMT-B=数字と文字を交互(注意の切り替え・遂行機能)
  • Stroopは干渉、BITは無視、BADSは遂行機能
比較表
紛らわしい神経心理検査
検査主な評価対象
TMT-A注意・情報処理速度・視覚探索
TMT-B注意の切り替え・遂行機能
Stroop test選択的注意・抑制(干渉)
BIT半側空間無視
BADS遂行機能障害
CAT注意機能の総合評価
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