学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55P009
理由で解く 理学療法士
上肢の屈曲共同運動から抜け出し、肘伸展位のまま肩を屈曲させるには、共同運動に含まれない肘伸展筋(上腕三頭筋)を促通する。
Brunnstromステージ上肢Ⅲは共同運動が随意的に出現する段階で、上肢の屈曲共同運動は肩甲帯挙上・後退、肩関節外転・外旋、肘関節屈曲、前腕回外を要素とする。肘伸展位で肩90°屈曲を指示したのに屈曲共同運動が出たということは、目的動作(肘を伸ばしたまま肩を前方挙上)に反して肘が屈曲してしまっている。共同運動の分離を促すには、屈曲共同運動に含まれず、目的動作に必要な肘伸展を担う上腕三頭筋を促通するのが適切である。上腕二頭筋や大菱形筋(肩甲骨内転)はむしろ屈曲共同運動を強めてしまうため促通対象にならない。
| 部位 | 屈曲共同運動 | 伸展共同運動 |
|---|---|---|
| 肩甲帯 | 挙上・後退 | 前方突出 |
| 肩関節 | 外転・外旋 | 内転・内旋 |
| 肘関節 | 屈曲 | 伸展 |
| 前腕 | 回外 | 回内 |
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