学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55P010
理由で解く 理学療法士

骨に鋼線を刺入して骨を直接牽引するのが直達(骨)牽引、バンドや包帯で皮膚・体表を介して牽引するのが介達牽引。
牽引法は力の伝達経路で分類される。介達牽引はバンド・包帯・絆創膏などで体表(皮膚)を介して間接的に牽引する方法で、図1(頸椎のグリソン牽引)、図2(骨盤ベルト牽引)、図4(下腿を弾性包帯で巻いた皮膚牽引)が該当する。一方、直達牽引(骨牽引)は骨に直接鋼線(キルシュナー鋼線など)を刺入し、牽引弓・滑車を介して錘で骨そのものを牽引する方法である。図3は足関節部で骨を貫通する鋼線に牽引弓を取り付けて牽引しており(下腿に包帯巻きがない)、直達牽引に当たる。図5は牽引器具を用いない肢位・運動であり牽引法ではない。したがって直達牽引法は3である。
| 項目 | 直達牽引 | 介達牽引 |
|---|---|---|
| 牽引力の伝達 | 骨へ直接(鋼線・ピン) | 皮膚・軟部組織を介して |
| 牽引力の大きさ | 大きい・長期可能 | 小さい・短期向き |
| 代表例 | 鋼線牽引、頭蓋直達牽引 | 絆創膏牽引、スポンジバンド牽引 |
| 侵襲 | あり(刺入) | なし(貼付・装着) |
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