学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55A020
理由で解く 理学療法士
熱傷では瘢痕拘縮を防ぐため、拘縮しやすい方向と逆の抗拘縮肢位(良肢位)に保持する。前胸部・腋窩の熱傷では肩を外転位に保つと内転拘縮を予防できる。
熱傷後は創・植皮部の瘢痕が収縮して関節拘縮を起こしやすいため、収縮が進む方向と反対の抗拘縮肢位(良肢位)に保持することが基本である。前胸部・腋窩前面の熱傷では腋窩が内転方向に拘縮しやすいので、肩関節を外転位(およそ外転・外旋位)に保持して内転拘縮を予防する。前腕前面(屈側)の熱傷では回外位が抗拘縮肢位であり最大回内位は逆に拘縮を助長するため誤り。植皮部を圧迫するsqueezingは術後早期には創部保護の観点から避ける。関節可動域や筋力を保つため筋力増強運動を一律に禁止する必要はなく、早期離床のため起立歩行も禁止しない。よって肩関節を外転位に保持するが正しい。
| 部位 | 拘縮しやすい方向 | 保持すべき肢位 |
|---|---|---|
| 腋窩・前胸部 | 肩内転 | 肩外転・外旋位 |
| 肘前面 | 肘屈曲 | 肘伸展位 |
| 前腕前面 | 回内 | 回外位 |
| 頸部前面 | 頸部屈曲 | 頸部伸展位 |
| 手背 | MP伸展・拘縮 | MP屈曲・IP伸展の機能肢位 |
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