学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 一般 / QP55A039

理由で解く 理学療法士

QP55A039 理学療法治療学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午前 問39
問題
神経筋再教育で正しいのはどれか。
選択肢
1 随意運動を促通する。
2 神経断裂に適応される。
3 自動介助運動は用いない。
4 関節障害には適応されない。
5 意識レベルがJCS Ⅲ-200にも適応される。
解答
正解1(随意運動を促通する。)
解説

神経筋再教育は感覚入力や介助を用いて正しい随意運動パターンを再学習・促通する治療。随意性のない完全断裂や深昏睡は適応外。

神経筋再教育は、視覚・触覚・固有感覚などの感覚入力や自動介助運動、促通手技を用いて、麻痺・不使用で失われた正しい随意運動パターンを再学習させる治療法である。対象は不全麻痺や運動学習が可能な中枢・末梢障害で、患者自身の随意的な運動参加が前提となる。したがって神経が完全に断裂して随意運動が不可能な例や、JCS III-200のような深昏睡で指示に応じられない例には適応されない。自動介助運動はむしろ主要な手段であり、関節障害後の運動再学習にも用いられる。

✓ 1. 正しい
随意運動を促通する。
正。感覚入力や介助で正しい随意運動パターンの再学習・促通を図る。
✗ 2. 誤り
神経断裂に適応される。
誤。完全断裂では随意運動が起こせず、再教育の前提が成立しない。
✗ 3. 誤り
自動介助運動は用いない。
誤。自動介助運動は神経筋再教育の主要な手段の一つ。
✗ 4. 誤り
関節障害には適応されない。
誤。関節障害後の運動パターン再学習にも応用される。
✗ 5. 誤り
意識レベルがJCS Ⅲ-200にも適応される。
誤。深昏睡(3桁昏睡)では指示理解・随意参加が不能で適応外。
ポイント
  • 神経筋再教育=随意運動パターンの再学習・促通
  • 患者の随意的参加が前提
  • 完全神経断裂・深昏睡は適応外
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