学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55A012
理由で解く 理学療法士
Broca失語(運動性・非流暢性失語)は理解が比較的保たれ表出が障害される。仮名より漢字(表意文字)の理解が保たれやすく、短く平易な言葉と非言語手段を活用する。
左中大脳動脈領域の梗塞ではBroca野(下前頭回弁蓋部・三角部)が障害され、非流暢で努力性の発話を呈するが聴覚的理解は比較的保たれる運動性失語となる。日本語話者では、音を表す仮名よりも意味を直接表す漢字(表意文字)の理解・処理が保たれやすいため、意思伝達には易しい漢字を用いると伝わりやすい。会話は使用頻度の高い日常語を用いて短く簡潔に話し、本人が言葉を探す時間を待ち、ジェスチャーや絵・指さしなど非言語手段を積極的に併用するのが原則である。
| 型 | 発話 | 理解 | 復唱 |
|---|---|---|---|
| Broca(運動性) | 非流暢 | 比較的良好 | 不良 |
| Wernicke(感覚性) | 流暢だが錯語 | 不良 | 不良 |
| 伝導失語 | 流暢 | 良好 | 不良 |
| 全失語 | 非流暢 | 不良 | 不良 |
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