学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55A013
理由で解く 理学療法士

転倒後の高齢女性で脱臼を伴わない上腕骨近位端骨折は、まず三角巾固定による患肢の安静・懸垂が第一選択。
X線正面像は右肩で、上腕骨頭は関節窩内に位置し脱臼はなく、上腕骨近位部(外科頸〜大結節付近)に骨陰影の不整・透亮帯を認め上腕骨近位端骨折を示唆する。骨透過性の亢進は高齢女性の骨粗鬆症を反映し、転倒による同骨折は本病歴と典型的に一致する。転位の少ない上腕骨近位端骨折の初期治療は保存療法が基本で、肩関節はギプス固定が困難なため、まず三角巾で患肢を懸垂・固定して安静を図る(3が正)。ギプス固定(1)は肩に不向き、極超短波(2)・超音波(5)は急性期骨折に不適な物理療法、髄内釘固定(4)は転位例に対する後続の観血的手術で「まず行う治療」ではない。
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