学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP55A014
理由で解く 理学療法士
母指のしびれ(C6皮膚分節)と頸部伸展での増悪から、右C6神経根症と判断。C6支配が優位な長橈側手根伸筋に筋力低下が生じやすい。
頸部伸展で椎間孔が狭小化し神経根を圧迫する所見(Spurlingに相当)と、母指のしびれ、下肢症状を欠く点から、脊髄症ではなく右C6神経根の障害(頸椎症性神経根症)と考えられる。母指はC6の皮膚分節に一致する。C6が優位に関与する筋のうち、選択肢では長橈側手根伸筋(ECRL)がC6支配を強く反映するため筋力低下が最も生じやすい。上腕二頭筋はC5〜C6だがC5の関与が大きく、三角筋はC5(腋窩神経)、上腕三頭筋はC7(橈骨神経)、尺側手根屈筋はC8〜T1(尺骨神経)で障害レベルと合致しない。よって長橈側手根伸筋が正答となる。
| 神経根 | 代表的な筋 | しびれ部位(皮膚分節) |
|---|---|---|
| C5 | 三角筋・上腕二頭筋 | 上腕外側 |
| C6 | 腕橈骨筋・長橈側手根伸筋 | 母指・前腕橈側 |
| C7 | 上腕三頭筋・手関節屈筋 | 中指 |
| C8 | 手内在筋・尺側手根屈筋 | 小指・前腕尺側 |
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