学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 実地 / QP55P001

理由で解く 理学療法士

QP55P001 理学療法評価学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午後 問1
問題
小児を裸足で方眼紙の上を歩行させた図を示す。重複歩距離はどれか。
図
選択肢
1 10 cm
2 20 cm
3 35 cm
4 40 cm
5 55 cm
解答
正解4(40 cm)
解説

重複歩距離は同側足の踵から次の同側足の踵まで(=左右2歩分)で、図では方眼8マス×5cm=40cm。

重複歩(stride)は一側下肢の踵接地から次の同側踵接地までの1歩行周期を指し、その距離が重複歩距離である。図では足趾が上を向いており、右下(右足)→左中央(左足)→右上(右足)の順に前進している。したがって右足の踵から次の右足の踵までが1重複歩にあたる。方眼は1マス5cmで、同側(右足どうし)の踵間は縦に8マス=5cm×8=40cmとなり、これが重複歩距離である。なお対側足の踵間(1歩=歩幅)は4マス=20cmで、その2倍の40cmが重複歩距離となる(重複歩距離=左右2歩分=歩幅の約2倍)。よって40cmが正しい。

✗ 1. 誤り
10 cm
10cm(2マス):同側足の踵間距離(重複歩距離)にも歩幅にも一致しない。
✗ 2. 誤り
20 cm
20cm(4マス):対側足の踵から次の対側足踵まで=歩幅(1歩)に相当。重複歩距離はその2倍で、これではない。
✗ 3. 誤り
35 cm
35cm(7マス):図中のいずれの足跡間距離とも一致しない。
✓ 4. 正しい
40 cm
40cm(8マス):右足踵から次の右足踵まで(同側足の踵間距離)が縦8マス=5cm×8=40cmで、重複歩距離に一致する。
✗ 5. 誤り
55 cm
55cm(11マス):方眼の縦全体の長さに相当するだけで、足跡間の重複歩距離ではない。
ポイント
  • 重複歩距離=同側→同側の2歩分=1歩行周期
  • 歩幅(単歩距離)=左右1歩分で重複歩距離の約半分
  • 方眼紙では同側の足跡間を測る
比較表
歩行の距離因子
用語定義歩数
歩幅(単歩距離 step length)一側踵接地→対側踵接地1歩
重複歩距離(stride length)同側踵接地→同側踵接地2歩(1周期)
歩隔(step width)左右足の横方向の間隔
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