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理由で解く 理学療法士

日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準の「基本軸・移動軸・測定する面」を、図と一つずつ照合する問題。母指掌側外転は基本軸=示指(橈骨の延長上)、移動軸=母指で、手掌面に直角な面での運動として測る。
手関節の屈曲(掌屈)・伸展(背屈)は、基本軸=橈骨、移動軸=第2中手骨、前腕中間位として橈側から測定する。橈屈・尺屈は基本軸=前腕の中央線、移動軸=第3中手骨、前腕回内位で測定し、屈曲・伸展とは移動軸が異なる点が要注意である。母指の外転は2つあり、掌側外転は手掌面に直角な面で母指を掌から立ち上げる運動(参考可動域90°)、橈側外転は手掌面上で母指を橈側へ開く運動(同60°)で、どちらも基本軸=示指(橈骨の延長上)、移動軸=母指である。図4は前腕から示指へ延びる基本軸に対し、母指が手掌面から垂直に立ち上がる運動を描いており、掌側外転の定義どおりで正しい。図1の手屈曲は移動軸を第2中手骨にとって橈側から測るべきところ、尺側からの測定になっている。図2の手伸展は移動軸が第2中手骨であるべきなのに母指にとられている。図3の手橈屈は移動軸が第3中手骨であるべきなのに第2中手骨にとられている。図5の母指橈側外転は運動面は手掌面上で正しいが、基本軸を示指ではなく中指にとっている点が基準と異なる。
| 関節運動 | 基本軸/移動軸 | 測定肢位の要点 |
|---|---|---|
| 股関節屈曲 | 体幹の平行線/大腿骨(大転子と外顆中心の線) | 膝屈曲位で測り大腿後面の緊張を除く |
| 肩関節屈曲・伸展 | 肩峰を通る床への垂直線/上腕骨 | 体幹が動揺しないよう固定 |
| 前腕回内・回外 | 上腕骨/手指伸展の掌面(または尺骨茎状突起) | 肘90°屈曲・体側で測定 |
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