学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP54P087

理由で解く 理学療法士

QP54P087 臨床医学大要

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午後 問87
問題
外傷による骨折で、通常、完全骨折となるのはどれか。
選択肢
1 亀裂骨折
2 若木骨折
3 竹節骨折
4 圧迫骨折
5 剝離骨折
解答
正解5(剝離骨折)
解説

剝離骨折は靱帯・腱の牽引で骨片が引き離される骨折で、骨片が完全に分離する完全骨折となる。他は骨連続性が一部保たれる不全骨折。

完全骨折は骨の連続性が完全に断たれるもの、不全骨折は骨の一部が連続している骨折である。亀裂骨折(ひび)、若木骨折(小児の骨が屈曲変形しつつ一部連続)、竹節骨折(小児の圧縮による膨隆)、圧迫骨折(椎体などが圧潰)はいずれも骨連続性が部分的に保たれる不全骨折に分類される。これに対し剝離骨折は、腱・靱帯の急激な牽引によって付着部の骨片が引き離され骨片が完全に分離するため、通常は完全骨折となる。

✗ 1. 誤り
亀裂骨折
ひび割れで骨連続性が保たれる不全骨折
✗ 2. 誤り
若木骨折
小児にみられ骨の一部が連続する不全骨折
✗ 3. 誤り
竹節骨折
小児の圧縮による膨隆骨折で不全骨折
✗ 4. 誤り
圧迫骨折
椎体圧潰など連続性が残る不全骨折
✓ 5. 正しい
剝離骨折
腱・靱帯の牽引で骨片が完全に引き離される完全骨折
ポイント
  • 完全骨折=骨連続性が完全に断たれる
  • 剝離(裂離)骨折は牽引で骨片が分離=完全骨折
  • 若木・竹節骨折は小児に特有の不全骨折
  • 圧迫・亀裂骨折も不全骨折
比較表
骨折の連続性による分類
骨折型分類
剝離(裂離)骨折完全骨折
亀裂骨折不全骨折
若木骨折不全骨折(小児)
竹節骨折不全骨折(小児)
圧迫骨折不全骨折
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