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理由で解く 理学療法士
乳児水頭症では頭蓋内圧亢進により頭囲拡大・大泉門膨隆とともに、眼球が下方偏位する落陽現象(setting sun sign)がみられる。
水頭症は脳脊髄液の産生・循環・吸収の障害で脳室が拡大する病態である。乳児は頭蓋縫合が未閉鎖のため、頭蓋内圧亢進によって頭囲の急速な拡大・大泉門の膨隆・怒張静脈が生じる。中脳背側(上丘)が圧迫されると上方注視麻痺が起こり、眼球が下方へ偏位して虹彩上縁と下眼瞼の間に強膜(白目)が露出する落陽現象(沈む夕日徴候)がみられる。したがって正答は落陽現象。肥満・口蓋裂は無関係、運動失調は小脳障害、弛緩性麻痺は下位運動ニューロン障害の所見である。
| 所見 | 機序 |
|---|---|
| 頭囲拡大・大泉門膨隆 | 頭蓋内圧亢進(縫合未閉鎖) |
| 落陽現象 | 上丘圧迫による上方注視麻痺 |
| 頭皮静脈怒張 | 静脈還流障害 |
| 嘔吐・易刺激性 | 頭蓋内圧亢進 |
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