学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 理学療法評価学 ▸ §21 実地問題 / QP54P011
理由で解く 理学療法士

図の起き上がり動作は手関節背屈(tenodesis)を利用しており、円回内筋まで機能するC6BⅡが機能残存レベルとなる。
Zancolli分類は頸髄損傷者の上肢を「最も遠位で機能する筋(key muscle)」で細分類する。C6では長橈側手根伸筋(ECRL)による手関節背屈が可能となり、この背屈を用いた腱固定作用(tenodesis)で軽い把持や体を支える動作が可能になる。C6Bはさらに細分され、C6Bは手関節背屈が強いもので、C6BIは円回内筋・橈側手根屈筋・上腕三頭筋がいずれも働かないもの、C6BⅡは円回内筋が機能するもの(橈側手根屈筋・上腕三頭筋は働かない)、C6BⅢは円回内筋・橈側手根屈筋・上腕三頭筋が機能するものである。図の患者は手関節背屈を支持に用いて起き上がっており、前腕回内(円回内筋)を伴う動作が可能なことからC6BⅡと判断される。次問で機能筋が円回内筋であることと整合する。
| レベル | key muscle/機能 |
|---|---|
| C5A/B | 上腕二頭筋・腕橈骨筋(肘屈曲) |
| C6A | ECRL弱く手関節背屈不十分 |
| C6BI | 手関節背屈は強いが、円回内筋なし |
| C6BII | 円回内筋が機能(前腕回内可) |
| C7 | 上腕三頭筋機能(肘伸展・プッシュアップ) |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。