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理由で解く 理学療法士

QP54P010 理学療法治療学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午後 問10
問題
生後8か月の乳児。運動発達の遅れがあり、療育施設にて理学療法を受けている。図のような姿勢を示す。優先して行う運動はどれか。
図
選択肢
1 寝返り
2 膝立ち
3 四つ這い
4 立ち上がり
5 免荷立位での交互振り出し
解答
正解3(四つ這い)
解説

正常発達では寝返り・座位の次に四つ這いで手・膝支持と相反的な四肢運動を獲得する。図の発達段階から、次に優先すべき課題は四つ這い。

運動発達は頭部制御→寝返り→座位→四つ這い→つかまり立ち→歩行の順に進む。図の姿勢が示す発達水準(すでに寝返り・座位の段階に達し、まだ立位歩行には至らない)からは、次の段階として四肢での支持と相反的な四肢運動を伴う四つ這いを優先して促すのが適切である。膝立ち・立ち上がり・免荷立位での振り出しはより高次で時期尚早であり、寝返りはすでに獲得しているため優先課題にはならない。

✗ 1. 誤り
寝返り
四つ這いより前の段階で通常すでに獲得済み。優先課題ではない
✗ 2. 誤り
膝立ち
四つ這いより後に獲得する高次姿勢で時期尚早
✓ 3. 正しい
四つ這い
手・膝支持と相反的な四肢運動を促す次段階の課題で優先される
✗ 4. 誤り
立ち上がり
さらに高次の課題で本児には時期尚早
✗ 5. 誤り
免荷立位での交互振り出し
歩行準備でより高次の課題であり時期尚早
ポイント
  • 発達順:寝返り→座位→四つ這い→つかまり立ち→歩行
  • 四つ這い=手膝支持と相反運動の獲得
  • 優先課題は現在の発達段階の次の段階
比較表
粗大運動発達の目安
運動獲得の目安
寝返り5〜6か月
座位保持7〜8か月
四つ這い8〜10か月
つかまり立ち9〜10か月
独歩12〜15か月
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