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理由で解く 理学療法士

QP52P038 理学療法治療学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問38
問題
慢性非特異的腰痛の理学療法介入方法について、理学療法診療ガイドラインで強く推奨されているのはどれか。
選択肢
1 超音波
2 TENS
3 腰椎牽引
4 寒冷療法
5 認知行動療法
解答
正解5(認知行動療法)
解説

慢性非特異的腰痛では認知行動療法(および運動療法)が強く推奨される。受動的物理療法は推奨度が低い。

慢性非特異的腰痛は器質的原因が特定できず、恐怖回避思考や活動性低下など心理社会的要因が慢性化・遷延化に大きく関与する。そのため理学療法診療ガイドラインでは、痛みへの誤った認知や行動を修正する認知行動療法や、活動性を高める運動療法が高いエビデンスに基づき強く推奨される。一方、超音波・TENS・腰椎牽引・寒冷療法などの受動的物理療法は、慢性腰痛に対する有効性のエビデンスが乏しく、単独での推奨度は低い。

✗ 1. 誤り
超音波
慢性腰痛への有効性のエビデンスは乏しく推奨度は低い
✗ 2. 誤り
TENS
一時的な鎮痛にとどまり、強い推奨には至らない
✗ 3. 誤り
腰椎牽引
慢性非特異的腰痛への有効性は示されず推奨されない
✗ 4. 誤り
寒冷療法
受動的物理療法でエビデンスに乏しく推奨度は低い
✓ 5. 正しい
認知行動療法
心理社会的要因に働きかけ、運動療法とともに強く推奨
ポイント
  • 慢性非特異的腰痛は心理社会的要因(恐怖回避)が慢性化に関与
  • 強く推奨=認知行動療法・運動療法
  • 受動的物理療法(超音波・TENS・牽引・寒冷)は推奨度低
比較表
慢性非特異的腰痛への介入と推奨
介入推奨
認知行動療法強く推奨
運動療法推奨
超音波・TENS・牽引・寒冷推奨度低(受動的)
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