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理由で解く 看護師国試

Q115P066 母性看護学

出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問66
問題
うっ滞性乳腺炎について正しいのはどれか。
選択肢
1 授乳を継続する。
2 自覚症状が乏しい。
3 感染によって生じる。
4 分娩直後に発症することが多い。
解答
正解1(授乳を継続する。)
解説

うっ滞性乳腺炎は乳汁のうっ滞が原因の非感染性の炎症で、授乳を継続して乳汁を排出することが基本的な対応となる。

うっ滞性乳腺炎は、乳管の閉塞などにより乳汁が乳房内にうっ滞して生じる非感染性の乳腺炎で、乳汁分泌が増加する産褥2〜3週頃に多い。乳房の緊満・硬結・熱感・痛みなどの自覚症状を伴う。治療・ケアの基本は乳汁を排出させてうっ滞を解消することであり、児への授乳を継続し(あるいは搾乳し)、乳汁の流れを促す。授乳を中止すると、うっ滞がさらに悪化し化膿性乳腺炎(細菌感染による炎症)へ進展する危険がある。したがって正しいのは授乳を継続する点である。

✓ 1. 正しい
授乳を継続する。
乳汁のうっ滞を解消するため授乳(搾乳)を続けるのが基本
✗ 2. 誤り
自覚症状が乏しい。
乳房の緊満・硬結・熱感・痛みなど自覚症状を伴う
✗ 3. 誤り
感染によって生じる。
うっ滞性は乳汁うっ滞による非感染性で、細菌感染によるのは化膿性乳腺炎
✗ 4. 誤り
分娩直後に発症することが多い。
乳汁分泌が増える産褥2〜3週頃に多く、分娩直後ではない
ポイント
  • うっ滞性乳腺炎=乳汁うっ滞による非感染性の炎症
  • 対応の基本は授乳・搾乳による乳汁排出
  • 好発時期は産褥2〜3週頃
  • 放置・授乳中止で化膿性乳腺炎に進展しうる
比較表
うっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎の比較
項目うっ滞性乳腺炎化膿性乳腺炎
原因乳汁のうっ滞(非感染性)細菌感染
好発時期産褥2〜3週頃産褥期の乳汁うっ滞後など
授乳継続する原則継続(患側も排乳)
全身症状軽度高熱・悪寒など強い
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