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理由で解く 看護師国試

Q115P062 小児看護学

出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問62
問題
Aちゃん(4歳、女児)は1か月前から発熱が続いており、大学病院に紹介され入院した。静脈麻酔で鎮静して骨髄穿刺を行うこととなった。検査に際して適切なのはどれか。
選択肢
1 穿刺部位が上後腸骨棘のとき、体位は腹臥位である。
2 骨髄液は骨膜から採取される。
3 穿刺直後の穿刺部位はヨード系消毒薬で消毒する。
4 検査終了後12時間は水平仰臥位を保つ。
解答
正解1(穿刺部位が上後腸骨棘のとき、体位は腹臥位である。)
解説

上後腸骨棘から骨髄穿刺を行う場合は腹臥位をとる。骨髄液は骨髄腔から採取し、穿刺前に消毒、穿刺後は圧迫止血を行う。

小児では骨髄穿刺は上後腸骨棘(腸骨後方)から行うことが多く、その際は穿刺部位を露出できる腹臥位をとる。採取されるのは骨膜ではなく骨髄腔内の骨髄液である。消毒(ヨード系消毒薬など)は穿刺前に無菌操作で行い、穿刺後は感染予防のため滅菌ガーゼで圧迫止血し安静とする。安静時間は数十分〜数時間程度で、12時間もの水平仰臥位は不要である。したがって適切なのは、上後腸骨棘穿刺時の体位が腹臥位である点である。

✓ 1. 正しい
穿刺部位が上後腸骨棘のとき、体位は腹臥位である。
穿刺部位が上後腸骨棘のとき、体位は腹臥位である:後方の腸骨棘を露出するため腹臥位が適切
✗ 2. 誤り
骨髄液は骨膜から採取される。
骨膜ではなく骨髄腔から骨髄液を採取する
✗ 3. 誤り
穿刺直後の穿刺部位はヨード系消毒薬で消毒する。
穿刺直後の穿刺部位はヨード系消毒薬で消毒する:消毒は穿刺前に行い、穿刺後は圧迫止血が優先
✗ 4. 誤り
検査終了後12時間は水平仰臥位を保つ。
安静は数十分〜数時間程度でよく、12時間は不要
ポイント
  • 小児の骨髄穿刺は上後腸骨棘→腹臥位
  • 採取部位は骨髄腔(骨髄液)
  • 消毒は穿刺前、穿刺後は圧迫止血
  • 検査後は止血確認のうえ安静(数十分〜数時間)
比較表
骨髄穿刺の穿刺部位と体位
穿刺部位体位
上後腸骨棘(小児で多い)腹臥位
上前腸骨棘仰臥位
胸骨(成人)仰臥位
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