学習トップ理由で解く 看護師国試第6章 ▸ 一般 / Q114A077

理由で解く 看護師国試

Q114A077 老年看護学

出典:第114回看護師国家試験(2025)午前 問77
問題
避難所生活において、身体活動が低下し続けている高齢者に最も起こりやすいのはどれか。
選択肢
1 感染
2 脱水
3 せん妄
4 生活不活発病
解答
正解4(生活不活発病)
解説

動かない生活が続くことで心身の機能が低下する生活不活発病(廃用症候群)が、活動低下が続く高齢者に最も起こりやすい。

生活不活発病(廃用症候群)は、動かない・動けない状態が続くことで筋力低下・関節拘縮・心肺機能低下・意欲低下など全身の機能が低下する状態である。避難所では活動の場や役割が乏しく、身体活動が低下し続けやすいため、特に高齢者では生活不活発病が起こりやすい。設問は『身体活動が低下し続けている』ことを明示しており、これに最も直結する。感染・脱水・せん妄も災害時に留意すべき問題だが、活動低下の持続が直接の原因となる代表的な問題は生活不活発病である。

✗ 1. 誤り
感染
避難所での集団生活で起こり得るが、身体活動低下の持続が直接の原因ではない
✗ 2. 誤り
脱水
トイレを控えるなどで生じ得るが、活動低下の持続に最も直結する問題ではない
✗ 3. 誤り
せん妄
環境変化等で生じ得るが、身体活動低下そのものが主因ではない
✓ 4. 正しい
生活不活発病
動かない生活の持続で心身機能が低下する状態で、活動低下が続く高齢者に最も起こりやすい
ポイント
  • 生活不活発病=廃用症候群
  • 原因は活動低下・不動の持続
  • 筋力低下・拘縮・心肺機能低下・意欲低下
  • 避難所では役割づくり・離床・運動で予防
比較表
生活不活発病(廃用症候群)の主な症状と予防
区分内容
主な症状筋力低下・関節拘縮・起立性低血圧・心肺機能低下・認知や意欲の低下
予防早期離床・こまめな運動・役割や活動の場づくり・生活リズムの維持
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