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理由で解く 看護師国試

Q109A016 基礎看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問16
問題
誤嚥しやすい患者の食事の援助で適切なのはどれか。
選択肢
1 食材は細かく刻む。
2 水分の摂取を促す。
3 粘りの強い食品を選ぶ。
4 頸部を前屈した体位をとる。
解答
正解4(頸部を前屈した体位をとる。)
解説

頸部を前屈(顎を軽く引く)すると気道が狭まり食道側へ食塊が流れやすく、喉頭蓋が閉じて誤嚥を防げる。

誤嚥予防では、頸部を軽く前屈させ顎を引いた姿勢(chin down/顎引き嚥下)をとると、喉頭が挙上・喉頭蓋が閉じやすくなり、食塊が気管でなく食道へ流れやすくなる。反対に頸部後屈は気道が直線化し誤嚥を招く。刻み食は口腔内でばらけてまとまりにくく誤嚥しやすい、さらさらの水分は咽頭を速く流れ誤嚥しやすい、強い粘りの食品は咽頭に貼りつき窒息のリスクがある。よってとろみをつけまとまりやすい形態にし、顎を引いた姿勢で介助するのが適切である。

✗ 1. 誤り
食材は細かく刻む。
刻み食は口腔内でばらけてまとまりにくく、かえって誤嚥しやすい
✗ 2. 誤り
水分の摂取を促す。
さらさらの液体は咽頭を速く流れ込み最も誤嚥しやすい。とろみを付ける
✗ 3. 誤り
粘りの強い食品を選ぶ。
強い粘着性の食品は咽頭に貼りつき窒息・誤嚥の危険がある
✓ 4. 正しい
頸部を前屈した体位をとる。
顎を引くと気道が守られ食道へ流れやすく誤嚥を防ぐ
ポイント
  • 顎を引く(頸部前屈)で誤嚥予防
  • 後屈は誤嚥を招く
  • 水分にはとろみ、刻み食より嚥下調整食(まとまる形態)
比較表
誤嚥予防の食事援助
項目適切な対応
姿勢頸部前屈・顎引き、坐位〜半坐位
水分とろみを付ける
食形態まとまりやすい嚥下調整食(べたつき・ばらつきを避ける)
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