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理由で解く 看護師国試

Q108A028 成人看護学

出典:第108回看護師国家試験(2019)午前 問28
問題
成人の鼠径ヘルニアで正しいのはどれか。
選択肢
1 内鼠径ヘルニアと外鼠径ヘルニアに分けられる。
2 患者の男女比は約1:3である。
3 やせている人に多い。
4 保存的治療を行う。
解答
正解1(内鼠径ヘルニアと外鼠径ヘルニアに分けられる。)
解説

成人の鼠径ヘルニアは下腹壁動脈を基準に外鼠径ヘルニアと内鼠径ヘルニアに分類される。成人では男性に多く、根治には手術を要する。

鼠径ヘルニアはヘルニア門と下腹壁動脈の位置関係により、外側から脱出する外鼠径ヘルニアと内側から脱出する内鼠径ヘルニアに大別される(大腿ヘルニアを含めることもある)。成人では圧倒的に男性に多く、加齢・腹圧上昇・腹壁の脆弱化が誘因となる。自然治癒は望めず、嵌頓のリスクもあるため治療の原則は手術(ヘルニア修復術)であり、保存的治療は根治とならない。したがって正しいのは分類に関する選択肢1である。

✓ 1. 正しい
内鼠径ヘルニアと外鼠径ヘルニアに分けられる。
内鼠径ヘルニアと外鼠径ヘルニアに分けられる:下腹壁動脈を基準に内・外に分類され正しい
✗ 2. 誤り
患者の男女比は約1:3である。
3である:成人では男性に多く、男女比はむしろ男性優位でこの記述は誤り
✗ 3. 誤り
やせている人に多い。
加齢や腹圧上昇が誘因で、やせている人に多いとはいえない
✗ 4. 誤り
保存的治療を行う。
自然治癒せず嵌頓の危険があり治療の原則は手術である
ポイント
  • 下腹壁動脈を基準に外鼠径・内鼠径ヘルニアに分類
  • 成人は男性に多い
  • 治療の原則は手術(保存的治療では根治しない)
  • 嵌頓は緊急手術の適応
比較表
鼠径部ヘルニアの分類
種類特徴
外鼠径ヘルニア下腹壁動脈より外側、内鼠径輪から脱出、若年〜男性に多い
内鼠径ヘルニア下腹壁動脈より内側、直接型、高齢男性に多い
大腿ヘルニア大腿輪から脱出、女性に多く嵌頓しやすい
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