
この図の解説
滑膜性関節の基本構造を縦断面で示した図です。向かい合う骨の表面は関節軟骨に覆われ、関節全体は関節包(外側の線維膜と内側の滑膜の2層)に包まれ、内部の関節腔は滑液で満たされます。関節軟骨・関節腔・滑膜・線維膜の位置と、右上の表(各構造の性質)に注目します。
学習の要点
- 構造の要点:関節軟骨=関節腔に面する骨表面を被う、関節腔=滑液で満たされる、滑膜=滑液を分泌する疎性結合組織、線維膜=骨膜の続きで密性結合組織。
- 覚え方のコツ:関節包は『外が線維膜(丈夫=密性)、内が滑膜(滑液を出す=疎性)』の2層。内外の性質の違いをセットで覚える。
- 関連知識:関節腔内には線維軟骨でできた関節円板や関節半月が介在することがある。
- 臨床・国試ポイント:関節円板をもつ関節=顎関節・胸鎖関節・肩鎖関節・橈骨手根関節、関節半月をもつ関節=膝関節。
- よくある間違い:関節半月(膝)と関節円板(顎関節など)を取り違えない。円板は関節腔を完全に二分することがある。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
関節包は何層からなり、それぞれの性質は何か。
答えを見る
答え: 2層からなる。外側が線維膜(骨膜の続きで密性結合組織)、内側が滑膜(滑液を分泌する疎性結合組織)。
関節円板をもつ関節と関節半月をもつ関節をそれぞれ挙げよ。
答えを見る
答え: 関節円板:顎関節・胸鎖関節・肩鎖関節・橈骨手根関節。関節半月:膝関節。いずれも線維軟骨でできる。
関節腔を満たしているものは何か。
答えを見る
答え: 滑液(滑膜から分泌される)。
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。