学習トップ理由で解く 解剖学第9章 ▸ A. 視覚器 / Q0702

理由で解く 解剖学

Q0702 感覚器系

出典:あマ指 第14回(2006) 問題34
問題
眼球で硝子体に接するのはどれか。
選択肢
1 結膜
2 網膜
3 強膜
4 脈絡膜
解答
正解2(網膜)
解説
✗ 1. 誤り
結膜
結膜は眼瞼内面と眼球前面をおおう粘膜で、眼球の後方にある硝子体と接することはない。硝子体は眼球内部の空間を占める。
✓ 2. 正しい
網膜
硝子体は水晶体と網膜の間を満たし眼球の後3/5を占めるゼリー状物質である。眼球壁の最内層(神経膜)を形成する網膜の内面が硝子体と直接接し、網膜の内境界膜を介して接触している。網膜剥離では硝子体の牽引により網膜神経層が色素上皮層から剥がれるように、両者の境界は臨床的にも重要な関係である。
✗ 3. 誤り
強膜
強膜は眼球壁外層の後5/6を占める線維性結合組織で、眼球の最外層を形成する。硝子体との間には血管膜と神経膜(網膜)が介在するため直接接しない。
✗ 4. 誤り
脈絡膜
脈絡膜は眼球壁中層(血管膜)の後部で、強膜の内面にある暗褐色の薄膜である。硝子体との間には網膜が介在するため、硝子体と直接接することはない。
ポイント
  • 硝子体は網膜の内側に接し、眼球後3/5を占めるゼリー状物質である。
  • 覚え方のコツ: 眼球壁の内→外を「網膜→脈絡膜→強膜」と並べ、硝子体が内側の網膜と接すると位置で覚える。
  • 関連知識: 硝子体前方は水晶体に接し、その間の後眼房とは別空間を形成する。硝子体内部には胎生期の硝子体動脈痕跡(クロケ管)が残る。
  • よくある間違い: 硝子体が脈絡膜や強膜に接すると答えがち。間に網膜が存在することを忘れない。
  • 臨床応用: 硝子体出血は網膜との接触面で起こる。硝子体剥離は加齢で増え、網膜の牽引から網膜裂孔・網膜剥離の誘因となる。
解説画像
あマ指 第14回(2006) 問題34|眼球で硝子体に接するのはどれか。 解説図
あマ指 第14回(2006) 問題34|眼球で硝子体に接するのはどれか。
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