学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ34P085
理由で解く 柔道整復師
趾骨骨折で足底側に凸となる変形を残すと、荷重のたびにその突出部が床に当たり、疼痛や胼胝を生じて歩行障害となる。
趾骨骨折の多くは、重い物を足の上に落とす、硬い物を蹴る、家具の角に趾をぶつけるといった直達外力で起こる。基節骨が折れると、近位骨片は骨底に付く骨間筋・虫様筋に引かれて底側へ、遠位骨片は伸筋腱に引かれて背側へ向かうため、骨折部を頂点として足底側に凸となる変形が生まれやすい。足底は歩行のたびに全体重を受ける面なので、ここに骨性の出っ張りが残ると、荷重時痛と胼胝形成を招き、痛みを避ける歩き方が定着して他部位の障害にもつながる。したがって整復では、この底側凸を残さないことが目標になる。頻度は最も突出して外力を受けやすい第 1 趾(母趾)に多い。固定は隣接趾を副子として利用する方法などで行い、靴の中で圧迫されないよう履物の指導まで含めて伝えるとよい。
| 項目 | 正しい内容 |
|---|---|
| 受傷機転 | 直達外力が多い(落下物・蹴打) |
| 近位骨片 | 骨間筋・虫様筋に引かれて底側へ |
| 遠位骨片 | 伸筋腱に引かれて背側へ |
| 残しやすい変形 | 足底側凸 → 荷重時痛・胼胝・歩行障害 |
| 好発部位 | 第 1 趾(母趾) |
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