学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ34P083
理由で解く 柔道整復師
腓骨頭は膝の外側支持機構(外側側副靱帯・大腿二頭筋腱)の付着部なので、単独骨折で出るのは内反動揺性である。「外反動揺性」としている2が誤った組合せで、これが答え。
膝の動揺性は「破綻した側の関節裂隙が開く」と覚える。内側支持機構(内側側副靱帯)が破綻すれば外反ストレスで内側関節裂隙が開き外反動揺性となり、外側支持機構(外側側副靱帯・大腿二頭筋腱・腸脛靱帯)が破綻すれば内反ストレスで外側関節裂隙が開いて内反動揺性となる。腓骨頭は外側側副靱帯と大腿二頭筋腱がまとまって停止する部位であり、その骨折は外側支持機構の破綻を意味するため、生じるのは内反動揺性である。あわせて、腓骨頭のすぐ後外側を総腓骨神経が回り込むため、腓骨頭骨折では足関節背屈と第1趾間の感覚を必ず確認し、麻痺を疑えば医療機関へつなぐ。
| 骨折部位 | 付着する主な組織 | 出やすい所見 |
|---|---|---|
| 脛骨顆間隆起 | 前十字靱帯 | 関節血症(関節内骨折)、前方不安定性 |
| 腓骨頭 | 外側側副靱帯・大腿二頭筋腱 | 内反動揺性(外側関節裂隙が開く)、総腓骨神経麻痺 |
| 脛骨粗面 | 膝蓋腱 | 膝伸展力低下、SLR不能 |
| 脛骨外顆(外側プラトー) | 外側関節面 | 関節面の陥没、外反変形 |
| (参考)内側側副靱帯損傷 | 内側支持機構 | 外反動揺性(内側関節裂隙が開く) |
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