学習トップ理由で解く 柔道整復師柔道整復理論 ▸ §10 総論 評価・施術録 / QJ34P068

理由で解く 柔道整復師

QJ34P068 柔道整復理論

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午後 問68
問題
施術録記載のSOAPでOはどれか。
選択肢
1 評価
2 施術計画
3 主観的情報
4 客観的情報
解答
正解4(客観的情報)
解説

SOAPのOはObjective、すなわち施術者が見て・触れて・測って得た「客観的情報」を指す。正解は4。

SOAPは情報を性質ごとに4つの欄へ分けて書く記録法で、S(Subjective)は患者本人にしか分からない訴え、O(Objective)は施術者側が観察・計測して得た所見、A(Assessment)はSとOを突き合わせた判断、P(Plan)はそこから導いた方針、という順に並ぶ。頭文字の英単語をそのまま日本語に置き換えれば迷わない。柔道整復師の施術録は療養費支給申請の根拠資料にもなるため、どの欄に何を書いたかが第三者に伝わる形で残すことが求められる。とくにSとOを混ぜないこと、つまり「痛いと訴えた」のか「圧痛を触知した」のかを書き分けることが、記載の要点である。

✓ 4. 正しい
客観的情報
Objective=客観的情報。視診・触診で得た腫脹や圧痛、関節可動域や周径の計測値、徒手検査の結果、患部の画像所見など、施術者が確認し、同じ手順なら誰でも再現できる情報がここに入る。
✗ 1. 誤り
評価
評価はA(Assessment)にあたる。SとOを統合して「どの組織のどの程度の損傷か」「経過は順調か」を判断する欄であり、Oそのものではない。
✗ 2. 誤り
施術計画
施術計画はP(Plan)にあたる。固定の方法と期間、手技や物理療法の内容、再評価の時期、生活指導など、今後の方針を書く欄である。
✗ 3. 誤り
主観的情報
主観的情報はS(Subjective)にあたる。受傷機転の説明、痛みの部位・性質・強さ、しびれの有無、生活で困っていることなど、患者の言葉から得る情報である。
ポイント
  • SOAP=Subjective(主観的情報)/Objective(客観的情報)/Assessment(評価)/Plan(施術計画)。英単語を訳すだけで答えが出る
  • Sは「患者が語ったこと」、Oは「施術者が確かめたこと」。同じ痛みでも、訴えならS、圧痛所見ならO
  • Oには数値化できるもの(関節可動域・周径・徒手検査の陽性/陰性)を積極的に入れると、次回との比較がしやすくなる
  • AはSとOから導く判断、Pはそれに基づく方針。A→Pの流れが読み取れる記録を心がける
  • 施術録は療養費支給申請の根拠資料でもある。第三者が読んで経過を追えることが要件
比較表
文字英語日本語書く内容の例
SSubjective主観的情報受傷機転の説明、痛みの部位・強さ、しびれ、困っていること
OObjective客観的情報視診・触診所見、関節可動域、周径、徒手検査、画像所見
AAssessment評価損傷部位と程度の判断、経過が順調かどうかの判定
PPlan施術計画固定の方法と期間、手技・物理療法、再評価時期、生活指導
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