学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §8 手術 / QJ34P050
理由で解く 柔道整復師
皮膚切開はランゲル皮膚割線に平行に置くのが原則である。割線に沿えば創にかかる張力が小さく、離開しにくく瘢痕も目立ちにくい。
ランゲル線(皮膚割線)は真皮のコラーゲン線維の走行に対応した皮膚の緊張方向で、これに平行な切開では創縁が自然に寄り合う。直交して切ると創を開こうとする力が常に働き、創離開や肥厚性瘢痕・ケロイドの原因になる。関節部では屈曲線に沿わせ、瘢痕拘縮による可動域制限を避ける。手術は目的でも分類され、病巣を完全に切除して治癒を目指すのが根治手術、治癒は望めなくても症状を和らげるのが姑息(緩和)手術で、消化管バイパスや人工肛門造設が代表である。
| 創閉鎖の方法 | 対象となる創 | やり方 |
|---|---|---|
| 一次縫合 | 清潔な新鮮創 | 受傷後早期に洗浄して直ちに縫合する |
| 遅延一次縫合 | 汚染創、受傷から時間が経った創 | 数日開放管理し、感染がないことを確認してから縫合 |
| 二次治癒(開放管理) | 感染創、組織欠損のある創 | 縫合せず洗浄・デブリドマンを続け、肉芽と上皮化で治す |
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