学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §18 主要な疾患 腎・尿路疾患 / QJ34P042
理由で解く 柔道整復師
尿路結石で最も多いのはカルシウムを含む結石で、なかでもシュウ酸カルシウム結石が大半を占める。
尿中では、尿路の通過時間や尿量・pHの変化によって溶けきれなくなった成分が結晶化し、それが核となって結石が成長する。カルシウム結石(シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム)は尿路結石全体のおよそ8割を占め、単独あるいは混合して形成される。カルシウム結石はX線に写る(X線陽性)ため、腹部単純X線でも捉えやすい。これに対し尿酸結石はX線に写らず、酸性尿で析出しやすく痛風や高尿酸血症に伴って生じる。リン酸マグネシウムアンモニウム(ストルバイト)結石は、尿素を分解する細菌の感染でアンモニアが増えて尿がアルカリ性に傾くことで形成され、腎盂を埋める珊瑚状結石になりやすい。シスチン結石は先天性のアミノ酸輸送異常であるシスチン尿症に伴うまれな結石である。典型症状は側腹部から背部にかけての激しい疝痛発作と血尿で、腰背部痛を訴える患者では鑑別として念頭に置き、疑わしければ医療機関受診を勧める。
| 結石の種類 | 頻度 | できやすい条件 | 単純X線 |
|---|---|---|---|
| カルシウム結石(シュウ酸・リン酸) | 最多(約8割) | 高カルシウム尿、高シュウ酸尿 | 陽性(写る) |
| 尿酸結石 | 次いで多い | 酸性尿、高尿酸血症・痛風 | 陰性(写らない) |
| リン酸マグネシウムアンモニウム(ストルバイト) | 少ない | 尿素分解菌感染によるアルカリ尿 | 陽性 |
| シスチン結石 | まれ | シスチン尿症(先天性) | やや写りにくい |
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