学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / リハビリテーション医学 ▸ §1 リハビリテーションの概念と歴史 / QJ34P013
理由で解く 柔道整復師
自立生活運動(IL運動)は「身の回りのことを自分でできること」ではなく「自分のことを自分で決めること」を自立と呼び直した当事者運動です。したがって、自ら意思決定をする主体的な生活を掲げた3が該当します。
1960年代の米国で、重度障害のある大学生たちが「保護される対象」から「自分の生活を選び決める主体」へ、という主張を掲げて始まりました。それまでの自立観は日常生活動作(ADL)をどれだけ自力でこなせるかで測られ、重度障害者は一生自立できない存在とされていました。IL運動はこの物差しを取り替え、介助を受けていても介助者を自分で選び、自分の意思で生活を組み立てられるならそれは立派な自立だと位置づけたのです。この考え方は自立生活センターの設立やピアカウンセリングにつながり、現在のリハビリテーションが重んじる当事者主体・意思決定支援の土台になりました。選択肢には似た理念が並びますが、「誰が決めるのか」に注目すると切り分けられます。
| 理念・概念 | 中心にある考え | キーワード |
|---|---|---|
| 自立生活運動(IL運動) | 本人が自分で選び決めることこそ自立 | 自己決定、当事者主体、自立生活センター |
| ノーマライゼーション | 障害があっても地域で当たり前の生活を送れるよう社会を整える | バンク-ミケルセン、ニィリエ、脱施設化 |
| 職業リハビリテーション | 評価・訓練・職業紹介で就労と職業的自立を支える | 職業訓練、ジョブコーチ、就労支援 |
| 総合リハビリテーション(4領域) | 医学・職業・教育・社会の各面から全人間的復権を図る | 医学的/職業的/教育的/社会的 |
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