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理由で解く 柔道整復師

QJ34P012 衛生学・公衆衛生学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午後 問12
問題
廃棄物処理の3Rに含まれないのはどれか。
選択肢
1 減量(Reduce)
2 再販売(Resale)
3 再利用(Reuse)
4 リサイクル(Recycle)
解答
正解2(再販売(Resale))
解説

廃棄物処理の3RはReduce(発生抑制)・Reuse(再使用)・Recycle(再生利用)を指す。再販売(Resale)はこの3つに含まれないため、答えは2である。

循環型社会形成推進基本法は、廃棄物への対応を①発生抑制(Reduce)②再使用(Reuse)③再生利用(Recycle)④熱回収(サーマルリカバリー)⑤適正処分、の優先順位で行うと定めている。まずごみを出さない、次に形のまま使い回す、それも難しくなったら原料に戻す、という順で、上位ほど環境負荷とエネルギー消費が小さいという合理性がある。Refuse(不要なものを断る)やRepair(修理して使う)を加えて4R・5Rと呼ぶこともある。中古品の売買はReuseを社会的に支える仕組みではあるが、3Rの構成要素としてResaleという用語が立てられているわけではない。実践としては、詰め替え商品を選ぶ、マイバッグ・マイボトルを使う、壊れたら修理する、というように優先順位の高いRから取り組むのが基本である。もう一つ押さえておきたいのが廃棄物処理法による区分で、廃棄物は事業活動に伴って生じる産業廃棄物(排出事業者に処理責任)と、それ以外の一般廃棄物(市町村に処理責任。事業所から出るものは事業系一般廃棄物)に分けられる。柔道整復の施術所は廃棄物処理法上の「医療関係機関等」に含まれないため、血液が付着したガーゼ等も法令上は感染性廃棄物ではなく事業系一般廃棄物として扱われる。ただし感染防止の観点からは、他のごみと分けて密閉できる容器に入れ、自治体の指導に従って処理することが望ましい。

✗ 1. 3Rに含まれる(答えではない)
減量(Reduce)
廃棄物の発生そのものを減らす取り組みで、3つのなかで最優先に位置づけられる。過剰包装を避ける、使い捨て製品を減らす、必要な量だけ買うなどが該当する。
✓ 2. これが3Rに含まれない=正答
再販売(Resale)
3Rの構成要素はReduce・Reuse・Recycleであり、Resaleはこれに含まれない。中古品の販売は結果としてReuseを支える経済的な仕組みだが、廃棄物処理の優先順位を示す用語としては用いられない。Rで始まる語を並べた選択肢は、3つの正式名称を先に思い出してから照合すると確実に外せる。
✗ 3. 3Rに含まれる(答えではない)
再利用(Reuse)
形を変えずに繰り返し使うこと。びんの回収・再使用、詰め替え容器の利用、中古品や不用品の活用などが該当し、Reduceに次ぐ優先順位に置かれる。
✗ 4. 3Rに含まれる(答えではない)
リサイクル(Recycle)
使い終わったものを原材料として再生利用すること。分別収集された古紙、金属、ペットボトルなどが対象で、再生の過程でエネルギーを要するためReduce・Reuseより下位に置かれる。
ポイント
  • 3R=Reduce(発生抑制)・Reuse(再使用)・Recycle(再生利用)。この並びがそのまま優先順位
  • 循環型社会形成推進基本法の優先順位は 発生抑制→再使用→再生利用→熱回収→適正処分
  • Refuse(断る)・Repair(修理する)を加えて4R・5Rとも呼ばれる
  • 廃棄物処理法では一般廃棄物(市町村が処理責任。事業所から出るものは事業系一般廃棄物)と産業廃棄物(排出事業者責任)に区分される
  • 柔道整復の施術所は廃棄物処理法上の「医療関係機関等」に含まれないため、血液の付着したガーゼ等も法令上は事業系一般廃棄物。感染防止の観点から他のごみと分け、密閉容器に入れて自治体の指導に従って処理する
  • (参考)感染性廃棄物の排出源は病院・診療所・衛生検査所・介護老人保健施設・介護医療院・助産所・動物の診療施設・医学等の試験研究機関。これらではバイオハザードマークで区分する(赤=液状・泥状、橙=固形状、黄=鋭利なもの)
比較表
優先順位用語内容身近な例
1Reduce(発生抑制)ごみを出さない過剰包装を断る、必要量だけ買う
2Reuse(再使用)形のまま繰り返し使うびんの回収再使用、詰め替え、中古品の活用
3Recycle(再生利用)原材料に戻して使う古紙、金属、ペットボトルの分別収集
4熱回収(サーマルリカバリー)焼却熱をエネルギーとして回収ごみ発電、余熱利用
5適正処分安全に埋立処分する最終処分場での処理
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