学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §4 退行性病変・代謝障害 / QJ34A119
理由で解く 柔道整復師
テタニーは血中カルシウムの低下によって神経と筋の興奮性が高まった状態で、組合せとして正しいのは4です。
1と2は、蓄積する金属がちょうど入れ替わっています。ウィルソン病は銅を胆汁へ排泄する輸送蛋白(ATP7B)の先天的な異常により銅が過剰に蓄積する病気で、肝障害、大脳基底核(レンズ核)障害による不随意運動、角膜輪部の緑褐色のカイザー・フライシャー輪が特徴です。ヘモクロマトーシスは鉄が過剰に沈着し、肝硬変・糖尿病・皮膚の色素沈着をきたすため「ブロンズ糖尿病」と呼ばれます。3も方向が逆で、高血圧はナトリウムの過剰摂取が危険因子であり、対策は減塩です。4のテタニーは、低カルシウム血症により手指の攣縮(助産師手位)、口周囲のしびれ、けいれんが起こるもので、トルソー徴候・クボステック徴候で確かめられます。
| 疾患・症状 | 関わる元素 | 方向 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ウィルソン病 | 銅 | 過剰蓄積 | 肝障害、錐体外路症状、カイザー・フライシャー輪 |
| ヘモクロマトーシス | 鉄 | 過剰蓄積 | 肝硬変、糖尿病、皮膚色素沈着 |
| 高血圧 | ナトリウム | 過剰摂取 | 減塩が対策 |
| テタニー | カルシウム | 不足 | 助産師手位、トルソー徴候、クボステック徴候 |
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