学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §4 退行性病変・代謝障害 / QJ33A119
理由で解く 柔道整復師
圧迫性萎縮は、周囲から持続的に押される力で組織が痩せていく変化で、肝臓はその例として挙げられます。他の3つは萎縮の型と臓器の対応がずれています。
萎縮とは、いったん正常の大きさまで発育した細胞や組織が容積を減らす変化をいう(はじめから小さいままの低形成とは区別する)。原因別には、加齢による生理的萎縮(胸腺、性腺)、栄養不足による飢餓性萎縮、使わないことによる無為性(廃用性)萎縮、神経支配が断たれる神経性萎縮、支配ホルモンが減る内分泌性萎縮、血流不足による虚血性萎縮、外から押される圧迫性萎縮に分けられる。整理のコツは「何が失われたから痩せたのか」を一言で言えるようにすること。圧迫なら機械的な力、神経性なら運動神経、内分泌性なら上位ホルモン、無為性なら日常の運動負荷である。この対応関係さえ押さえれば、組合せ問題は確実に取れる。
| 萎縮の種類 | 原因 | 代表的な臓器・組織 |
|---|---|---|
| 圧迫性萎縮 | 持続的な機械的圧迫と局所の血流障害 | 肝臓(コルセット肝)、水腎症の腎実質、椎体 |
| 神経性萎縮 | 運動神経の遮断・障害 | 骨格筋 |
| 無為性(廃用性)萎縮 | 長期臥床・固定による不使用 | 骨格筋、骨 |
| 内分泌性萎縮 | 支配ホルモンの分泌低下 | 甲状腺、副腎皮質、性腺 |
| 生理的萎縮 | 加齢 | 胸腺、性腺、脳 |
| 虚血性萎縮 | 動脈狭窄による慢性的な血流低下 | 腎臓、脳 |
| 飢餓性萎縮 | 栄養・カロリー不足 | 脂肪組織、骨格筋、全身臓器 |
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