学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ34A058

理由で解く 柔道整復師

QJ34A058 解剖学

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問58
問題
上腕骨体に停止するのはどれか。
選択肢
1 上腕筋
2 烏口腕筋
3 上腕二頭筋
4 上腕三頭筋
解答
正解2(烏口腕筋)
解説

上腕骨体(骨幹)に停止するのは烏口腕筋です。正解は2。

烏口腕筋は肩甲骨の烏口突起から起こり、上腕骨体の内側面中央部に停止して肩関節の屈曲と内転に働きます。筋皮神経が筋の中を貫くのも特徴です。他の3つは上腕骨体を起始にもつ筋か、肘をまたいで前腕の骨に停止する筋で、「上腕骨体は起始側」になります。起始と停止は近位・遠位という位置関係で整理し、どちらの端が動く側かを意識すると入れ替え問題に強くなります。

✓ 2. 正しい
烏口腕筋
烏口突起から起こり上腕骨体内側面の中央部に停止します。上腕骨体を停止とする数少ない筋です。
✗ 1. 誤り
上腕筋
上腕骨体前面の下半が起始で、停止は尺骨粗面と鈎状突起です。上腕骨体は起始であり停止ではありません。
✗ 3. 誤り
上腕二頭筋
長頭は肩甲骨の関節上結節、短頭は烏口突起から起こり、停止は橈骨粗面(と上腕二頭筋腱膜)です。肘をまたいで前腕に付きます。
✗ 4. 誤り
上腕三頭筋
長頭は関節下結節、外側頭・内側頭は上腕骨体後面が起始で、停止は尺骨の肘頭です。ここでも上腕骨体は起始側です。
ポイント
  • 烏口腕筋=烏口突起(起始)→上腕骨体内側面(停止)。屈曲・内転。筋皮神経が貫通する。
  • 上腕筋は上腕骨体が起始、停止は尺骨粗面。烏口腕筋と起始・停止が逆の関係。
  • 上腕二頭筋の停止は橈骨粗面、上腕三頭筋の停止は肘頭。どちらも肘をまたぐ。
  • 烏口突起に付く3筋=烏口腕筋・上腕二頭筋短頭・小胸筋。まとめて覚える。
  • 屈筋群(上腕二頭筋・上腕筋・烏口腕筋)は筋皮神経、伸筋の上腕三頭筋は橈骨神経。
比較表
起始停止神経
烏口腕筋烏口突起上腕骨体内側面筋皮神経
上腕筋上腕骨体前面下半尺骨粗面・鈎状突起筋皮神経
上腕二頭筋関節上結節(長頭)/烏口突起(短頭)橈骨粗面筋皮神経
上腕三頭筋関節下結節(長頭)/上腕骨体後面(内・外側頭)肘頭橈骨神経
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