学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §3 脈管系(循環器系) / QJ24A037
理由で解く 柔道整復師
乳頭筋は腱索を介して房室弁に付属し、左心室では僧帽弁(左房室弁)、右心室では三尖弁につながる。したがって「乳頭筋は僧帽弁に付属する」が正しい。
房室弁は、弁尖の遊離縁から伸びる腱索が心室壁から立ち上がる乳頭筋につながるという共通構造をもつ。心室収縮時に乳頭筋が同時に収縮して腱索を引き締めることで、高い心室内圧を受けても弁尖が心房側へ翻転(逸脱)せず、逆流が防がれる。これに対し肺動脈弁と大動脈弁は3枚のポケット状の半月弁で、腱索も乳頭筋ももたず、逆流しようとする血液がポケットに入り込む力そのもので閉じる。刺激伝導系は洞房結節 → 房室結節 → 房室束(ヒス束) → 左脚・右脚 → プルキンエ線維の順に興奮が伝わり、ヒス束は心室中隔を下行する。弁装置と伝導系という2系統を切り分けて考えると、各選択肢が整理しやすい。
| 房室弁(三尖弁・僧帽弁) | 半月弁(肺動脈弁・大動脈弁) | |
|---|---|---|
| 位置 | 心房と心室の間 | 心室と動脈の起始部 |
| 弁尖数 | 三尖弁3枚/僧帽弁2枚 | いずれも3枚 |
| 腱索・乳頭筋 | あり | なし |
| 閉じる仕組み | 乳頭筋が腱索を引き翻転を防ぐ | 逆流血がポケットに入り込んで閉じる |
| 閉じる時期 | 心室収縮期の始まり | 心室拡張期の始まり |
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