学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §5 関係法規 / QJ34A049

理由で解く 柔道整復師

QJ34A049 必修問題

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問49
問題
医療法の医療提供理念で正しいのはどれか。
選択肢
1 疾病予防
2 自立支援
3 ノーマライゼーション
4 コンプライアンス
解答
正解1(疾病予防)
解説

医療法の医療提供の理念には、医療の内容が単に治療のみならず疾病の予防のための措置およびリハビリテーションを含むことが明記されている。よって1が正しい。

医療法は医療提供の理念として、医療は生命の尊重と個人の尊厳の保持を旨とし、医師・歯科医師・薬剤師・看護師その他の医療の担い手と医療を受ける者との信頼関係に基づき、受ける者の心身の状況に応じて行われること、そしてその内容は単に治療のみならず疾病の予防のための措置およびリハビリテーションを含む良質かつ適切なものでなければならないと定めている。さらに、医療は国民自らの健康の保持増進のための努力を基礎として、医療提供施設の機能に応じ効率的に、かつ福祉サービスその他の関連するサービスと有機的に連携しながら提供されなければならないとされる。予防・治療・リハビリテーションを一続きの流れとして捉える点が理念の核心であり、他の選択肢はいずれも別の法律や分野で掲げられる理念である。

✓ 1. 正しい
疾病予防
医療の内容には「疾病の予防のための措置」が含まれると医療法に明記されている。治療だけでなく、予防とリハビリテーションまでを医療として位置づけるのが医療提供の理念である。
✗ 2. 誤り
自立支援
介護保険法や障害者総合支援法が掲げる理念で、要介護状態からの自立や、障害者の日常生活・社会生活の支援を目的とする。医療法の医療提供の理念として規定された文言ではない。
✗ 3. 誤り
ノーマライゼーション
障害の有無にかかわらず地域で普通に暮らせる社会を目指す福祉分野の理念である。重要な考え方だが、医療法の医療提供の理念の条文に掲げられているものではない。
✗ 4. 誤り
コンプライアンス
一般には法令遵守を意味し、医療の場面では服薬遵守の意味でも用いられる語である。いずれにしても医療法が定める医療提供の理念として掲げられた文言ではない。
ポイント
  • 医療法の医療提供の理念は、生命の尊重と個人の尊厳の保持を出発点とする
  • 医療の内容=治療+疾病の予防のための措置+リハビリテーション
  • 医療の担い手と医療を受ける者との信頼関係に基づき、心身の状況に応じて行う
  • 国民自らの健康の保持増進の努力を基礎とし、施設の機能に応じ効率的に提供する
  • 福祉サービスその他の関連するサービスとの有機的な連携を図る
比較表
理念・用語主な出典・領域
疾病予防・リハビリテーションを含む医療医療法(医療提供の理念)
自立支援介護保険法、障害者総合支援法
ノーマライゼーション障害者福祉の基本理念
コンプライアンス法令遵守(一般用語)/服薬遵守
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