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理由で解く 柔道整復師

QJ34A048 必修問題

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問48
問題
資格と業務の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 歯科技工士-診療の補助
2 理学療法士-電気刺激
3 臨床工学技士-MRI検査
4 診療放射線技師-心電図
解答
正解2(理学療法士-電気刺激)
解説

正しい組合せは2です。理学療法の法律上の定義そのものに「電気刺激」が明記されています。

理学療法士及び作業療法士法では、理学療法を「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えること」と定めています。他の職種も同じように根拠法で業務が決まっており、歯科技工士は補綴物・充填物・矯正装置の作成、修理、加工が業務で、印象採得や装着といった患者の口腔内への直接的な行為は認められていません。臨床工学技士は生命維持管理装置(人工呼吸器・人工心肺・血液浄化装置など)の操作と保守点検、診療放射線技師は放射線の人体照射(X線撮影・CTなど)に加えてMRI・眼底写真撮影、臨床検査技師は検体検査と心電図・脳波などの生理学的検査を担います。なお超音波検査は診療放射線技師・臨床検査技師のいずれも実施でき、職種を切り分ける手がかりにはなりません。本問で弁別すべきはMRI(診療放射線技師)と心電図(臨床検査技師)です。「機器や検査の名前」と「職種」を紐づけて覚えるのが、この形式の設問を確実に取るコツです。

✗ 1. 誤り
歯科技工士-診療の補助
診療の補助は看護師・准看護師の業務です(他職種は法に個別の定めがある範囲で行います)。歯科技工士の業務は歯科補綴物などの作成・修理・加工であり、患者の口腔内で行う印象採得や装着はできません。正しい組合せは「歯科技工士-補綴物の作成」です。
✓ 2. 正しい
理学療法士-電気刺激
理学療法の定義に「電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段」が挙げられています。運動療法だけでなく物理療法も理学療法士の業務に含まれる、という点が条文の要です。
✗ 3. 誤り
臨床工学技士-MRI検査
MRI(磁気共鳴画像診断装置)による検査は診療放射線技師の業務です。臨床工学技士が担うのは生命維持管理装置の操作と保守点検で、人工呼吸器・人工心肺・血液浄化装置が代表例です。「生命を維持する装置か、画像を撮る装置か」で分けます。
✗ 4. 誤り
診療放射線技師-心電図
心電図検査は臨床検査技師が行う生理学的検査です。診療放射線技師は放射線の人体照射(X線撮影・CTなど)に加え、MRI・眼底写真撮影を担当します(超音波検査は臨床検査技師も行えるため、両者の弁別には使えません)。「波形を記録するのは臨床検査技師、画像を撮るのは診療放射線技師」と対比して覚えます。
ポイント
  • 理学療法の定義に電気刺激・マッサージ・温熱その他の物理的手段が明記されている(運動療法+物理療法)。
  • 診療の補助は看護師・准看護師。歯科技工士は補綴物等の作成・修理・加工で、口腔内の直接行為は不可。
  • 臨床工学技士=生命維持管理装置(人工呼吸器・人工心肺・血液浄化装置)の操作と保守点検。
  • 診療放射線技師=放射線の人体照射(X線撮影・CTなど)、MRI・眼底写真撮影。
  • 臨床検査技師=検体検査+生理学的検査(心電図・脳波・呼吸機能など)。
  • 超音波検査は診療放射線技師・臨床検査技師のいずれも実施できるため、職種の弁別には使えない。本問で弁別すべきはMRI=診療放射線技師/心電図=臨床検査技師
比較表
資格主な業務(正しい組合せ)取り違えやすい相手
理学療法士電気刺激・温熱などの物理的手段、運動療法作業療法士(応用的動作・社会適応能力)
歯科技工士補綴物・充填物・矯正装置の作成、修理、加工歯科衛生士/看護師(診療の補助)
臨床工学技士生命維持管理装置の操作・保守点検診療放射線技師(MRI検査)
診療放射線技師放射線の人体照射、MRI・眼底写真撮影臨床検査技師(心電図)
臨床検査技師検体検査、心電図・脳波などの生理学的検査診療放射線技師(画像検査)
※超音波検査は診療放射線技師・臨床検査技師のいずれも実施可能で、職種の弁別点にはならない。
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