学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §6 柔道整復師と国民医療費 / QJ34A042

理由で解く 柔道整復師

QJ34A042 必修問題

出典:第34回柔道整復師国家試験(2026)午前 問42
問題
社会保険制度でないのはどれか。
選択肢
1 医療保険
2 年金保険
3 労災保険
4 生命保険
解答
正解4(生命保険)
解説

社会保険は法律に基づく強制加入の公的保険で、医療・年金・介護・雇用・労災の5分野からなる。4の生命保険は任意加入の私保険であり、社会保険制度ではない。

社会保険は、疾病・老齢・障害・要介護・失業・業務災害といった生活上のリスクに社会全体で備える仕組みで、要件を満たせば本人の意思にかかわらず加入する(強制加入)。保険料は主に所得等に応じて決まり、公費も投入され、給付は法律で定められた内容が保険事故の発生に応じて支給される。これに対して民間の生命保険や損害保険は私保険と呼ばれ、加入するかどうか、どれだけの保障を買うかを契約で自由に決め、保険料は年齢や健康状態などのリスクに応じて算定される。労災保険と雇用保険は「労働保険」とまとめて呼ばれるため社会保険から外れると誤解されやすいが、広い意味の社会保険5分野の一つである。

✓ 4. 正しい(社会保険制度ではない)
生命保険
民間の保険会社と個人が任意に結ぶ契約であり、加入は自由、保険料は個人のリスクに応じて算定される私保険である。法律による強制加入や公費負担の仕組みをもたないため、社会保険制度には含まれない。
✗ 1. 誤り(社会保険制度である)
医療保険
健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度などからなる社会保険で、国民皆保険により全国民がいずれかに加入する。柔道整復師の施術に対する療養費もこの医療保険から支給される。
✗ 2. 誤り(社会保険制度である)
年金保険
国民年金・厚生年金による社会保険で、20歳以上60歳未満の全員が国民年金に加入する国民皆年金の体制がとられている。老齢・障害・遺族の3種類の給付がある。
✗ 3. 誤り(社会保険制度である)
労災保険
業務災害・通勤災害による負傷や疾病を対象とする社会保険(労働保険)で、保険料は全額事業主が負担する。業務中・通勤中の負傷は健康保険ではなく労災保険で取り扱うため、施術所でも受傷状況の確認を最初に行う。
ポイント
  • 社会保険は医療・年金・介護・雇用・労災の5分野。強制加入・公費投入・法定給付が特徴
  • 労働保険=労災保険+雇用保険。広い意味の社会保険に含まれる
  • 生命保険・損害保険は私保険。任意加入で、保険料はリスクに応じて個別に決まる
  • 労災保険料は全額事業主負担。健康保険・厚生年金は労使折半が原則
  • 業務中・通勤中の負傷は労災保険の対象。健康保険と取り違えないよう受傷機転を確認する
比較表
項目社会保険(公的保険)私保険(民間保険)
根拠法律当事者間の契約
加入強制加入任意加入
保険料所得等に応じて決定。公費負担あり年齢・健康状態などのリスクに応じて決定
給付法律で定められた内容契約で定めた内容
医療・年金・介護・雇用・労災生命保険、自動車保険、傷害保険
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