学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ33P121
理由で解く 柔道整復師
発赤・腫脹・熱感がなく、荷重で痛む慢性の両膝痛。75歳・BMI 35という背景も合わせて変形性膝関節症です。後療法で避けるべきなのは、関節への接触圧を跳ね上げる深屈曲運動です。
変形性膝関節症では関節軟骨がすり減り、荷重時に軟骨下骨や滑膜・関節包へ加わる機械的ストレスが痛みを生みます。膝を深く曲げるほど大腿脛骨関節・膝蓋大腿関節の接触圧は大きくなり、体重が重いほどその影響は増幅されます。したがって可動域訓練は痛みの出ない範囲にとどめ、正座やしゃがみ込みのような深屈曲は避けます。後療法の中心は、大腿四頭筋の強化による関節の安定化、温熱や手技による疼痛と筋緊張の軽減、そして減量・洋式生活への転換・杖の使用といった関節への負担を減らす生活指導です。
| 行うこと | 避けること |
|---|---|
| 大腿四頭筋訓練(パテラセッティング、SLR) | 正座・しゃがみ込みなどの深屈曲 |
| 温熱療法(炎症所見のない慢性期) | 痛みを我慢して続ける過負荷の運動 |
| 揉捏法など手技による筋緊張の緩和 | 長時間の立位・重量物の運搬 |
| 減量、洋式生活への転換、杖の使用 | 階段の昇降の繰り返し |
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