学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ33P110
理由で解く 柔道整復師

膝を屈曲した着地で膝蓋骨は外側へ脱臼し、破れるのは内側の支持組織である。誤りを選ぶ設問であり、答えは1である。
大腿四頭筋が強く働いている状態で膝が屈曲・外反し下腿が外旋を強制されると、膝蓋骨は外側へ引き出される。このとき膝蓋骨を内側につなぎ止めている内側膝蓋支帯・内側膝蓋大腿靱帯が断裂し、膝蓋骨内側縁に圧痛と皮下出血が生じる。外側の支帯は引き伸ばされる側ではなく、むしろ短縮・拘縮して膝蓋骨を外側へ引く再脱臼の一因となる。10代前半の女児は素因が重なりやすく好発する年代である。後療法は内側広筋(特に斜走線維)の強化、外側支持組織の柔軟性確保、装具による再脱臼予防を組み合わせて進める。
| 部位 | 膝蓋骨外側脱臼で起こること | 対応 |
|---|---|---|
| 内側膝蓋支帯・内側膝蓋大腿靱帯 | 伸張・断裂(圧痛、皮下出血) | 固定して修復を待つ |
| 外側膝蓋支帯 | 断裂しない。短縮・拘縮しやすい | 柔軟性の確保 |
| 内側広筋(斜走線維) | 筋力低下により外側偏位が助長される | 選択的な強化 |
| アライメント | Q角増大・外反膝・膝蓋骨高位が素因 | 装具・フォーム指導で再脱臼予防 |
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