学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §12 総論 後療法 / QJ33P094
理由で解く 柔道整復師
腰痛に対する代表的な運動療法は、屈曲を中心とするウイリアムズ体操と、伸展を中心とするマッケンジー体操の2つ。残る2つは腰痛以外の病態に用いる。
ウイリアムズ体操は骨盤後傾・腰椎前弯の減少をねらう屈曲系プログラムで、腹筋と殿筋を強化し、腸腰筋やハムストリングスを伸張する。腰椎を伸ばすと痛む椎間関節性の腰痛や、脊柱管が狭くなる病態に向く。マッケンジー体操は腹臥位からの上体反らしなど伸展系の運動を中心とし、下肢へ広がっていた痛みが腰の中心へ戻る反応(centralization)を指標に進める。前かがみで悪化する椎間板性の腰痛に向く。つまり、どちらを選ぶかは「どの方向の動きで症状が軽くなるか」で決めるのがコツで、機械的に両方をやらせるものではない。
| 体操 | 対象 | 主な内容 |
|---|---|---|
| ウイリアムズ体操 | 腰痛(伸展で悪化するタイプ) | 骨盤後傾・膝抱え・腹筋強化・後面筋伸張 |
| マッケンジー体操 | 腰痛(屈曲で悪化するタイプ) | 腹臥位からの伸展運動、疼痛の中枢化を指標に進行 |
| フレンケル体操 | 深部感覚障害による運動失調 | 視覚代償を用いた協調性訓練 |
| バージャー体操 | 末梢循環障害(閉塞性動脈疾患) | 下肢の挙上→下垂→水平位の反復 |
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