学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §17 部位別各論 上腕・肘関節 / QJ33P060
理由で解く 柔道整復師
この設問は「誤っているものを選ぶ」形式。離断性骨軟骨炎の好発部位は肘・膝・足関節で、股関節は含まれないため、選択肢1が答えになる。
離断性骨軟骨炎は、発育期の関節軟骨とその直下の軟骨下骨に繰り返しの圧迫・剪断力がかかり、微小骨折と血行障害から壊死・分離に至る病態である。代表は投球で肘の外側に圧迫が加わって生じる上腕骨小頭の病巣(野球肘外側型)で、ほかに膝の大腿骨内側顆の外側面、足関節の距骨滑車に多い。初期は無症状か軽い運動時痛だけのことが多く、進行して病巣が分離すると引っかかり感やロッキング、遊離体(関節ねずみ)による症状が出る。早期であれば投球を休止することで修復が期待できるため、10歳前後の野球少年には症状が軽くてもエックス線や超音波による検診を勧め、痛みがあれば投球数と期間を管理したうえで整形外科の評価につなぐ。
| 部位 | 病巣 | 典型的な背景 | 主な症状 |
|---|---|---|---|
| 肘 | 上腕骨小頭 | 10歳前後の投球(野球肘外側型) | 肘外側の運動時痛、伸展制限、ロッキング |
| 膝 | 大腿骨内側顆の外側面 | ジャンプ・切り返しの多い競技 | 運動時痛、腫脹、遊離体による引っかかり |
| 足 | 距骨滑車(内側・外側) | 足関節捻挫の反復 | 足関節の痛み、腫れ、不安定感 |
| 股(参考) | 大腿骨頭=ペルテス病 | 4〜8歳の男児 | 跛行、股関節・膝の痛み、外転制限 |
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